総務企画委員会 委員会報告
総務企画委員会で、安心安全な山口県を目指して 発言しています。
2011年3月の東日本大震災から1か月後に行われた県議選で初当選させていただきました。それ以来、「安心安全な山口県づくり」を目指して活動してきましたが、総務企画委員会は、まさに、防災危機管理が所管事項です。野党側議員が私一人という厳しい環境での委員会活動ですが、昨年11月定例会(令和3年12月13日)での発言をご紹介します。今後もさらに理解を深めて、発言していきたいと思います。
断念されたイージス・アショア配備計画説明会について
イージス・アショアの配備計画が断念されて、地元への説明会がいつになるのかということで、本会議でも、早くするようにっていうことを各議員が質問してきましたけれども、このたび、やっと地元説明会が行われるということが決まりました。(中国四国防衛局からは)ただいま調整しておりますという答弁が続いて、どこと調整されているんですかと具体的に突き詰めて聞いてみたんですけども、今やっております、ということだったんですが、県には、何度か調整があったんでしょうか、その辺ちょっとお聞かせください。説明会について。
県では、配備断念についてどのように考えているのか
今度、住民説明会がされて、丁寧に説明していただけるんだと思うんですが、今回、本当にこのイージス・アショアの配備計画については、その住民説明会があったからこそ、はっきりと課題が浮かび上がり、ブースターの落下がちゃんとできないんじゃないかということがきっかけで、やめることになったと思うんですが。(「違いますよ」と呼ぶ者あり 注:議事録より)その辺の、やめた理由を明確にしてもらいたいというのが住民の思いです。 ブースターの落下について、何回も、住民説明会では取り上げられていたにも関わらず、これは、ちゃんとできるんだという説明が続いて、最終的には、そのせいにされたのかもしれませんが、地元住民からすれば、住民説明会を何度も求め、説明会をやってもらったおかげで、課題が見えて、中止に追い込んだというふうに、はっきりと今回確認したいという思いも持っていらっしゃると思います。県のほうでは、今、イージス・アショアの配備の断念については、どのように考えていらっしゃるのでしょうか、お聞きします。
伊方原発は、意外と山口県と近い。避難計画について
先日から地震が続いていて、大変心配する声があるんですが、伊方原発が再稼働をして、稼働していても、していなくても、いざというときは怖い施設だと思いますが、山口県も一部30キロ圏内にあるということで、避難計画がつくられていると思います。 しかし、伊方原発は、意外と山口県と近いんだという、海を挟んでおり、実際に、間に山もないので、直接に影響を受けるんじゃないかという声もたくさんあります。今、法的には避難計画が必要ないといわれている地域、特に光市、周南市、下松市とか、瀬戸内海を挟んで近い場所の避難計画、避難計画だけでなく、その際はどういったことが関係してくるかっというようなチェックは、されていらっしゃるのかどうかをお尋ねさせていただきます。
伊方原発の前に中央構造線が走っているとの専門家の指摘
なかなか考えたくない案件なんですけれども、現実的にやっぱり何が起こるか分かりませんし、伊方原発の前には中央構造線も走っているんじゃないかというようなことも、専門家の間で指摘されています。そんな中で、やはり県内の経済を支えている、コンビナート企業がだーっと並ぶ、私たちにとっては、大切な経済を支えるところがあるわけですから、いざというときには、どういうことをすればいいんだ、ということを準備していくっていうことは重要だと思います。 そういった不安の声に応えるためにも、法律的に準備する必要がなくても、ちゃんと住民の不安に応えていくために、今後も準備していただきたいと思いますので、それは要望しておきます。
◎防災危機管理課長「UPZ圏外については、国において屋内退避を指示することとされており、自治体に 対して避難計画の策定を求めていないことから、避難計画を県独自に対応することは考えておりませんが、 対応するような状況になりましたら、必要に応じて、自治体と協力して対応したいというふうに考えております。」