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山口県議会議員 戸倉多香子
2022-03-10

令和3年2月定例会一般質問(上関原発建設計画について)

【Q】戸倉

もうじき、3.11東日本大震災から10年を迎えますが、福島第 原発事故により、今もなお苦しんでいる方々が多くいらっしゃいます。放射能汚染で、これまで住んでいた場所に戻れない方々の悲しみを思うと、胸が苦しくなってしまいます。そんな中で、新たな原発を作るという計画である上関原発計画は、どう考えても県民の理解は得られないと思います。

上関原発建設計画については、二井元知事、山本前知事、そして村岡知事と3人の知事が当たってこられましたが、この間、日本だけでなく、枇界のエネルギー政策にも大きな変化がありました。上関原発建設計両については、 3.11東日本大震災から10年にあたる今年、あらためて、あらゆる分野の専門家や関係者の意見を聞いた上で、課題を調整し、いったん白紙に戻すよう、知事に取り組んでいただきたいと思いますが、ご所見を伺います。

【Q】戸倉(再質問)

事情の変化がない中で見直しはできないということでしたが、国が新増設を現時点では想定していない、私たち民主党政権のときは新増設はしないという決意でしたが、その中で緩んできたとはいえ新増設を想定しないと言っている、これが大きな事情の変化じゃないでしょうか。

【A】商工労働部 理事

新増設は想定していない、という国の発言については承知をしておりますけれども、上関原子力発電所については、国の重要電源開発地点に指定がされておりまして、この指定につきましては有効ということで明確に国の 方から見解が示されておりますので、私どもとしては、エネルギー政策上の 位置付けは変わっていないと考えており、先ほど申しましたようにこのように 事情の変化がない中では、お尋ねのいったん白紙に戻すという取組を行う ことは考えておりません。

2021年3月18日、前年1月に伊方原発の運転を 差し止めた広島高裁の仮処分決定が異議審で 覆りました。残念。「伊方原発をとめる山口裁判 の会」報告集会の進行を担当。ZOOMにより 申立て人や同日行われ、勝利した東海第2原発 の原告や弁護団とつないで意見交換。

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