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山口県議会議員 戸倉多香子
2018-06-30

平成29年6月定例会で一般質問しました。(国際バルク戦略港湾の整備について)

※(一般質問) ※一部抜粋

質問の前に一言

民進党市民フォーラムの戸倉多香子です。平成29年6月定例会に当たり一般質問させていただきます。 質問の前に一言申し上げます。現在、安倍政権のもとで理不尽な政治が続いています。 テロ対策ということで、いわゆる共謀罪が強行採決されてしまいました。専門家の間では、十分な審議がされていないというご指摘がたくさんありました。 しかし、国会を延長できなかった理由は、いわゆる安倍さんの腹心の友と言われる加計学園の問題がありました。前川文科省前次官のご発言でもありましたが、総理のご意向という文書の存在も明らかになって、政府のほうはちゃんと認めておりませんけれども、本当におかしい問題が続いています。 加計学園の問題は最近の報道では、籠池さんの問題と同じように、補助金の水増し疑惑が報道されています。こういった問題をしっかりと審議するために、野党4党で国会の臨時国会開催を求めているにもかかわらず、安倍総理が嫌がっているからという理由でこれに応じない、本当におかしいと思っています。(中略) 私は、おかしいことはおかしいと言ってほしいという、多くの県民のお声をいただいて、ここに立っています。 これからもおかしいことはおかしいとしっかりと声を上げていくことをお誓い申し上げまして、通告に従いまして質問させていただきます。

 

国際バルク戦略港湾の整備について

【Q】戸倉

平成23年5月に、徳山下松港と宇部港が国際バルク戦略港湾に選定されて以来、山口県の雇用を支える、下請企業も含めて地元企業にしっかりと生き残ってもらうためには、私たちも危機感を共有し、官民一体となって取り組む必要があると主張してきましたので、西日本における石炭輸入・供給拠点である徳山下松港において、企業間連携による大型石炭船を用いた共同輸送を実現するための国際物流ターミナルの整備が着工されるということは、本当に心強くうれしく思っています。 昨年は、国際バルク戦略港湾の整備により、新南陽地区に初めて、パナマックス級船舶が入港し、企業間連携による海外炭の共同輸送が実現したと聞いています。また、ことしに入ってからは、港湾管理者にかわり徳山下松港の埠頭群を一体的に運営する港湾運営会社の設立に向け、県と関係企業による徳山下松港港湾運営会社設立準備会が設置されました。そこでお尋ねしますが、村岡知事は、このたびの徳山下松港国際物流ターミナル新規事業着工について、どのように受けとめておられますでしょうか。また、国際バルク戦略港湾の整備については、今後もさらなる取り組みが期待されていますが、具体的に取り組まれる内容や課題等もございましたらお聞かせください。

【A】村岡知事

今年度から、徳山下松港の下松地区において、石炭を満載したケープサイズ級船舶が係留できる桟橋の整備に着手することとなり、先日、国土交通省との共催により、その着工式を開催したところです。私は、このたびの新規事業着工は、国際バルク戦略港湾の具現化に向けた大きな一歩であると考えています。 今後の取り組みとしては、引き続き、国や民間企業との連携のもと、実施計画である育成プログラムに沿って、航路・泊地のしゅんせつや岸壁の延伸等を計画的に進めてまいります。 さらに、こうしたハード整備の効果を高めるためには、ソフト対策の推進が課題であり、今後、徳山下松港の三埠頭を一体的に運営する港湾運営会社を官民協働で設立し、大型船舶による共同輸送など、企業間連携を促進することとしています。

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